第27回参議院議員通常選挙は20日、投開票が行われ、兵庫選挙区(改選数3)に無所属で立候補した元明石市長の泉房穂氏(61)が、初当選を確実にした。
各報道機関の情勢分析などによると、泉氏は序盤から知名度と政策訴求力を背景に優位に選挙戦を展開。他候補を大きく引き離して当選圏に突入した。無党派層を中心に幅広い支持を集め、地方自治の実績とSNSを駆使した情報発信が奏功したとみられる。
当選確実の報を受け、泉氏は同日午後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「ありがとうございます。当確が出ました。ご支援に心から御礼申し上げます」と感謝の意を表明。そのうえで、「これは“ゴール”ではなく“スタート”。国民に負担ばかりを押しつける政治を終わらせ、国民の生活を支える政治を実現します。乞うご期待」と今後の活動への意気込みを語った。
泉氏は弁護士出身で、民主党政権下では衆院議員を1期務めたのち、2011年に明石市長に就任。市政においては、子育て支援や生活困窮者対策などで独自色の強い政策を打ち出し、「全国の自治体が注目する存在」(地方行政関係者)として知られた。
今回の参院選では、政党公認を受けずに無所属での挑戦となったが、「既存政党に依存しない政治改革」を掲げて国政復帰を目指していた。
今後は、無所属の立場を維持しつつも、野党系会派との連携や独自会派の設立なども視野に入れ、国会での影響力拡大を図る構えだ。泉氏の動向は、今後の政界再編にも一石を投じる可能性がある。
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