大阪・堺の資材卸「アマミ」に特別清算開始決定 負債総額10億円

大阪府堺市の電設・空調資材卸「株式会社アマミ」が経営行き詰まり、9月4日付で大阪地裁堺支部から特別清算開始の決定を受けたことが分かった。官報公告で明らかになったもので、負債総額は約10億円に上る見通しだ。

同社は2000年の設立。電気工事業者や工務店を主要取引先とし、照明器具や換気扇、エアコン、一般家電など幅広い資材を扱い、2020年2月期には売上高約37億円を計上するなど順調に業績を拡大していた。

だが、新型コロナウイルス禍により需要が冷え込み売上が減少。追い打ちをかけるように21年には取引先の破綻で多額の焦げ付きが発生し、資金繰りは一気に悪化した。その後、24年に入り一部事業を譲渡して再建を模索したものの、自力での立て直しは困難と判断。最終的に今回の法的整理に踏み切った。

かつては堅調に成長を遂げた地域有力企業の退場は、電設・空調業界における取引環境の厳しさを如実に物語っている。

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