前橋市・小川晶市長、ホテル密会問題で給与50%減額を表明 辞任せず続投の意向示す

群馬県前橋市の小川晶市長(42)は、既婚の男性幹部職員とともに市内のラブホテルを複数回利用していたと報じられた問題を受け、任期満了まで自身の給与を50%減額する処分を行う方針を明らかにした。小川市長は市長職を続ける意向を示しており、辞任は否定している。

この問題は、市の幹部職員とされる男性との「私的な接触」が10回以上確認されたとされるもので、市民や議会の間では「公務と説明するには不自然」との声が相次いでいた。報道によると、利用されたのはいずれも市内のラブホテルで、期間は複数月にわたっていたとされる。

小川市長は17日、市役所で開いた記者会見で「市民の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪。その上で、「男女の関係は一切なく、職務上の相談や助言を求める場として利用していた」と釈明した。

小川市長によると、男性職員は市政に関する重要な業務を担っており、「市政運営に関する課題を打ち明け、助言を求めるための場だった」と説明している。一方で、一般的な会議や公務の場ではなく、ラブホテルでの会合が複数回に及んだことから、市民の間では「説明に納得できない」との批判が広がっている。

前橋市議会では、市長に対する不信任決議案の提出を検討する動きが一部議員の間で出ており、今後の市政運営に影響を及ぼす可能性がある。市議会関係者によると、「市民の信頼を損ねる行為であり、説明責任を果たしていない」として、第三者による調査を求める声が上がっているという。

市は現在、外部有識者による第三者委員会の設置を検討中であり、利用経緯や公務との関連性などを改めて精査する方針。委員会では、勤務時間外の行動の適切性や、市職員との上下関係を踏まえた行動の妥当性なども調査対象となる見通しだ。

小川市長は会見で「引き続き市民の信頼を取り戻す努力を続けたい」と述べ、辞任の可能性については明確に否定した。給与50%減額という自らへの処分については「自らの不適切な行動の責任を取るための決断」と説明し、任期満了までの間、この措置を継続する考えを示した。

一方、市民の反応は分かれている。前橋駅周辺で取材に応じた市民からは、「説明を聞いても納得できない」「公務員としてのモラルの問題だ」といった批判的な意見が多く聞かれる一方で、「市政運営で成果を出してきた部分もあり、すぐに辞める必要はないのでは」とする意見もあった。

支援者の一部からは「説明責任を果たし、市政を立て直してほしい」との声が上がっており、小川市長としては市民の理解を得ながら職務を全うする構えだ。今後、市議会での対応や第三者委員会の調査結果次第では、市政への信頼回復が図られるか、あるいは新たな批判を招くかが焦点となる。

前橋市は今回の問題を受け、「公職にある者としての適切な行動指針を改めて確認する」としており、再発防止に向けた倫理規定の見直しなども検討する方針を示している。

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