
埼玉県三郷市で2025年5月14日、下校途中の小学生4人を車ではね、そのまま逃走したとして危険運転致傷などの罪に問われている**中国籍の郝洪鵬(かく・こうほう)被告(43)**の初公判が、さいたま地裁越谷支部で行われた。
被告は起訴内容を全面的に認め、「反省している」と述べた。
■事故の経緯
起訴状などによると、被告は当日午後5時ごろ、三郷市内で中華料理店にてビール5杯を飲酒後、酒気帯び状態で車を運転。下校中の児童4人をはね、重傷2人、軽傷2人を負わせたとされる。
その後、被告は現場から約1時間にわたり逃走したが、警察が防犯カメラや目撃情報から車両を特定し、同日夜に逮捕された。
■検察側の主張と証拠
検察側は公判で、「被告は事故直後、同乗者に対し『日本語が分からないと言えばいい』と話していた」と指摘。
この発言はドライブレコーダーに録音されており、逃走意図の明確さを示す重要な証拠として提出された。
また、検察は「飲酒の影響を自覚しながら運転を続けた極めて悪質な行為」として、懲役2年6カ月を求刑した。
■弁護側の主張と今後の焦点
弁護側は「被告は事故後に恐怖心から逃げたが、すぐに反省している」と述べ、減刑を求めた。
また、「被告は日本語能力が十分でなく、事故直後の対応に混乱があった」として情状酌量を訴えた。
裁判では、被告の反省の度合いと、飲酒運転の常習性の有無が今後の量刑判断の焦点となる見通しだ。
■地域社会に広がる衝撃と再発防止の声
三郷市内では事件後、保護者や学校関係者の間で不安と怒りが広がった。
地元の保護者は「登下校の時間に飲酒運転とは信じられない」「子どもたちの安全をどう守るのか」と声を上げている。
市は再発防止に向け、通学路の警備強化や交通安全教室の拡充を検討しているという。
薄い雲
コメント