ヤマト運輸、午前持ち込みで当日午後配送 全国で新サービス始動

物流最大手のヤマト運輸は10日、顧客が午前中に営業所へ持ち込んだ荷物を、同日午後2時以降に届ける新サービス「宅急便当日配送」を全国(一部地域除く)で開始する。オンライン取引の増加を背景に、スピード配送需要の高まりへ対応する狙いがある。

対象は宅急便およびクール宅急便などで、同一都道府県内と隣接県への配達が可能。追加料金は通常運賃に加えて550円(沖縄発は330円)とし、即日配送ニーズに応える仕組みを整える。

併せて、個人向けの同一都道府県内運賃を新たに設定し、最大780円の値下げも実施する。ネット通販やフリマアプリ利用者の増加を意識した施策とみられる。

一方、X(旧Twitter)では「便利になる」「緊急時に助かる」と歓迎の声が上がる一方、「配達員の負担がまた増えるのでは」「人手不足の中でサービス拡大は危険」といった懸念も相次いだ。宅配業界は慢性的な人手不足が続いており、迅速性強化と労働環境改善の両立が課題となる。

ヤマト運輸は「サービス品質と従業員の働きやすさを両立させる体制を構築する」としているが、市場競争が激化するなか、持続的な運用体制の確立が問われる。

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