高知のシール印刷「高知シール」が自己破産申請へ 競争激化で資金繰り行き詰まり

高知県高知市に本拠を置くシール印刷業の株式会社高知シールが、12月17日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったことが分かった。負債総額は約1億円とみられる。長年にわたりラベルやステッカーなどの印刷を手掛けてきたが、受注減と競争激化のなかで資金繰りが悪化し、単独での事業継続を断念した。

同社は1970年に創業。各種シール・ステッカー・ラベルの印刷を主力に、流通・小売向けをはじめとする多様な取引先を開拓し、2004年7月期には売上高約2億2000万円を計上するなど、一時は順調な事業拡大を遂げていた。

しかしその後は、印刷需要の伸び悩みや単価下落に加え、同業者間の価格競争が激しさを増したことで受注が減少。売上規模は縮小傾向が続き、採算の確保が難しくなっていた。さらに、取引先の資金悪化に伴う売掛金の回収難といった「焦げ付き」も発生し、運転資金の確保が一段と困難になったとされる。

こうした要因が重なった結果、金融機関からの支援や自助努力による立て直しは限界に達し、これ以上の事業継続は困難と判断。最終的に事業停止と自己破産申請準備に踏み切った。

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