鳥取県倉吉市に本社を置く米穀卸売業「株式会社鳥取県食」が、鳥取地方裁判所倉吉支部から特別清算開始の決定を受けたことが分かった。決定日は12月11日付で、同社は既に事業を停止し、清算手続きに入っている。
1996年設立の同社は、「鳥取県食糧事業協同組合」の営業権を引き継ぐ形で事業をスタート。コメを中心とした米穀類の卸売を手がけ、2004年3月期には売上高が34億円超に達するなど、県内では有数の米穀卸業者として知られてきた。
しかし、ここ数年はディスカウントストアや独自の仕入れルートを持つ小売事業者が台頭し、価格競争が一段と激化。主力取引先の仕入れ構成が変化したことなどから売上高は大幅に落ち込み、慢性的な赤字決算が続いていた。この影響で資金繰りは次第に逼迫し、同社は2024年11月30日付で事業を停止、弁護士らと協議のうえ事後処理を進めていた。
信用調査機関などによると、2023年9月期末時点の負債総額は約6億5000万円に上るとされる。
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