船井電機関連会社 プレキシオンが破産 親会社破綻で信用失墜、事業承継も失敗

医療用画像装置の開発・販売を手掛けていたプレキシオン(株)(東京都千代田区)は、昨年12月24日、東京地方裁判所から破産手続開始の決定を受けた。負債額は現在調査中。申請代理人は三浦聖爾弁護士(加茂法律事務所)、破産管財人には辛川力太弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所)がそれぞれ選任された。

同社は2007年に設立され、当初は米国の医療用ソフトウェア会社関連企業として活動。2014年11月に船井電機(株)(現FUNAI GROUP(株)、大阪府大東市)と業務提携し、2020年5月には連結子会社となった。主に米国・欧州向けに医療用画像装置を販売し、海外市場を中心に事業を展開していた。

しかし、提携以降も経営は厳しく、2014年12月期には売上高約1億9900万円に対し最終赤字約2億900万円を計上、債務超過額は約9億8200万円に達するなど、長年にわたり資金繰りの苦境が続いていた。2023年5月には事業会社として新たに船井電機(株)が設立され、同社がプレキシオンの株式の98%を保有する形に再編されたが、昨年10月に親会社である船井電機が破産手続開始決定を受けたことで信用が急激に低下。在庫品の消化販売に注力しながら事業縮小を進め、海外メーカーへの事業譲渡交渉も行ったもののまとまらず、自力再建を断念し今回の破産に至った。

かつて北米市場で存在感を示した船井電機グループの医療分野子会社が、親会社の破綻の余波で連鎖的に倒産する形となり、業界関係者からは「グループ全体の崩壊が鮮明になった」との声が上がっている。(以下はプレキシオンの主な経緯をまとめたものです。)

時期内容
2007年9月設立(医療用画像装置の開発・販売を目的)
2014年11月船井電機(株)と業務提携
2014年12月期売上高約1億9895万円 最終赤字約2億928万円 債務超過約9億8281万円
2020年5月船井電機(株)の連結子会社となる
2023年5月新事業会社「船井電機(株)」設立、同社がプレキシオンの98%株式保有
2024年10月船井電機(株)が破産開始決定(信用大幅低下)
2025年12月24日プレキシオン(株)、東京地裁より破産開始決定

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