栃木県小山市の商業施設「イオンモール小山」で、女装した男性が女子トイレに立ち入ったとされる動画が交流サイト(SNS)上で拡散し、波紋が広がっている問題で、動画投稿者が本紙の取材に応じ、当時の状況や店舗側の対応について語った。
問題の出来事は2月20日午後6時10分ごろ発生したという。投稿者によると、女装姿の人物が女子トイレに入り、洗面台付近にいた後、個室にも入った。
投稿者は当日、館内のサービスカウンターで状況を報告したという。対応した女性スタッフは「どのトイレで、何時に」といった詳細を尋ねることはなく、「お客様の行動は制限できません。一応上には報告しておきます」と述べるにとどまったと説明。「もうこれでいいですかと言いたげな様子だった」と振り返り、証拠として動画を提示する機会もなかったという。
また、店舗側から連絡先を尋ねられることはなく、その後のフォロー連絡も現時点では受けていないとしている。「こちらのことを考えてくれているような感じはなかった」と当時の印象を語った。
投稿者は同店を月に1〜2回程度利用しているといい、市外在住のため頻繁ではないと説明する。これまで同様の事例を目撃した経験はなく、実際に見たのは初めてと話した。一方で、「女装の友人も多いが、皆きちんと男子トイレか多目的トイレを使用している」とも述べた。
一連の動画はX(旧ツイッター)上で急速に拡散し、閲覧数は1000万回を超える規模となっている。ネット上では、施設側の危機管理体制や女性専用空間の安全確保を巡る議論が活発化している。
イオングループはこれまでダイバーシティ推進を掲げ、社内外で多様性尊重の取り組みを進めてきた。
本紙はイオンモール小山側にも事実関係や当日の対応、再発防止策について見解を求めているが、現時点で回答は得られていない。
女性利用者からは「子どもを一人でトイレに行かせられない」「安心して利用できる環境を整えてほしい」といった声も上がっている。商業施設における安全管理の在り方が、改めて問われている。
曇りがち


コメント