アリシアクリニック破産手続き開始 利用者・債権者に動揺広がる

東京地裁が破産手続き開始を決定
医療法人社団美実会と一般社団法人八桜会が運営する「アリシアクリニック」(旧「じぶんクリニック」を含む)は、令和6年12月10日、東京地方裁判所より破産手続き開始決定を受けた。同時に、破産管財人に弁護士志甫治宣氏が選任された。この動きにより、利用者を含む多くの債権者が影響を受けることが懸念されている。

破産手続きの背景と概要

「アリシアクリニック」を運営する美実会および八桜会(以下「破産者ら」)は、債務超過や支払い不能の状況に陥り、破産申立てを余儀なくされた。東京地裁の決定により、志甫弁護士が管財人として選任され、今後、資産調査や換価作業を進める予定だ。志甫氏は「債権者の皆様に対し、必要な情報提供を適時行う」としているが、配当の見通しは不透明だ。

利用者への影響と問い合わせの殺到

「アリシアクリニック」は美容医療の大手として多くの利用者を抱えており、特に前払いした施術代金に関する不安が広がっている。破産管財人事務所によれば、今後施術は一切行われないと明言されており、未使用の施術代金については破産債権として取り扱われる。返金を望む利用者には、破産法に基づく配当手続きが必要とされるが、現時点で配当の見通しは立っていないという。

債権者集会は実施せず 報告書の公開予定

通常の債権者集会は実施されず、代わりに令和7年4月24日までに財産状況報告書を裁判所に提出する予定だ。この報告書は破産管財人のホームページに掲載され、債権者への情報提供が図られる見込みである。

一方で、破産者らに対する問い合わせが相次いでおり、事務処理への支障を防ぐため、電話や訪問での対応は控えるよう要請されている。管財人事務所は質問や意見を「お問い合わせフォーム」を通じて受け付ける体制を整備しているが、回答には時間を要する場合があると説明した。

破産手続きの今後の焦点

破産財団の形成が進む中で、利用者や取引先を含む債権者にどれだけの配当が行えるかが最大の焦点となる。志甫弁護士は「公正中立な立場で対応する」としながらも、財産状況や負債額の詳細調査が必要であり、最終的な結論には時間がかかる見通しだ。

美容医療業界で一定の地位を築いた「アリシアクリニック」の破綻は、利用者や関連業者にとって大きな衝撃となっている。今後の破産手続きの進展が注目される中、債権者や利用者に対する説明責任が問われている。 #アリシアクリニック #倒産

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

アーカイブ