トランザクション・メディア・ネットワークス、通期業績予想を下方修正 赤字転落へ

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(東証グロース・5258)は17日、2025年3月期の通期連結業績予想を下方修正すると発表した。売上高は前回予想の1,364億円から1,215億円へと10.9%減少し、最終損益は8億1,600万円の赤字に転落する見込みだ。営業利益・経常利益も大幅なマイナスとなり、同社にとって厳しい決算が予想される。

売上減少とコスト増が直撃

同社の主力事業である決済サービスの利用端末数は着実に増加しているものの、端末販売の落ち込みが業績に大きく響いた。次期機種の展開を控えた顧客の買い控えや導入の遅延が発生し、開発関連の売上も顧客側のプロジェクト凍結などで縮小。ストック収入の伸びがあったものの、フロー収入の大幅な落ち込みを補うには至らなかった。

また、情報プロセシング事業では、クラウドPOSの開発遅延や「nextore」の導入計画遅延が影響し、売上減少を招いた。加えて、端末原価率の上昇や保守・障害対応のための追加コストが重くのしかかり、コスト削減努力を上回る規模で利益を圧迫した。

赤字転落の要因とは

営業損失は69億円、経常損失は70億6,000万円に達する見込みだ。法人税の影響を含めると、最終赤字は81億6,000万円に拡大する。データセンター移設に伴う一過性の費用が発生しているものの、当初予定していた62億7,000万円から53億2,000万円に抑えられる見込みだ。

ストック収入は8,135百万円と前回予想(8,209百万円)から74百万円の微減に留まる一方、フロー収入は1,325百万円もの大幅減少となる。特に、決済端末の販売収入が786百万円減少したことが響いた。

今後の展望は?

同社は「事業の成長基盤は依然として強固」としながらも、業績改善に向けた具体策については明言していない。市場では、今後の戦略やコスト削減策の実施状況を注視する声が強まっている。経済環境の変化も考慮しながら、次期決算に向けて立て直しを図れるかが焦点となりそうだ。 #ビジネス #業績

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