GFA株式会社(東証スタンダード、証券コード:8783)は5月20日、2025年3月期の個別決算において、営業外費用および特別損失を計上したものの、前期からの赤字幅を大幅に圧縮したと発表した。金融サービス事業において自社資金による株式取得と売買益の積み上げが奏功した。

発表によれば、同社は連結子会社への貸付金の一部に対し、債務超過の改善を加味しつつも、2億5,600万円の貸倒引当金繰入額を営業外費用として計上。また、関係会社株式の評価を見直した結果、5億3,700万円の評価損を特別損失として計上した。一方、子会社に係る8,400万円の事業損失引当金戻入を特別利益として計上している。
■ GFA 単体業績の前期比較(億円・万円)
| 項目 | 前期実績(2024年3月期) | 今期実績(2025年3月期) | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6億7,500万円 | 7億4,300万円 | +6,800万円 |
| 営業利益 | ▲18億6,800万円 | ▲16億8,500万円 | +1億8,300万円 |
| 経常利益 | ▲25億3,400万円 | ▲20億8,700万円 | +4億4,700万円 |
| 当期純利益 | ▲31億1,700万円 | ▲24億400万円 | +7億1,300万円 |
| 1株当たり純利益 | ▲37円35銭 | ▲183円94銭 | ― |
※株式数減少に伴い1株当たり純利益の数値は悪化(期中平均:5,797万株→1,306万株)
今期の収益改善は、GFAが金融サービス事業の一環として取り組むファイナンシャル・アドバイザリー領域での自己資金投資とトレーディングによる収益確保が要因。とりわけ、上場企業に対する資金調達支援を契機に、同社自ら株式を取得して値上がり益を得る“自己エクイティ戦略”が奏功したとみられる。
なお、貸倒引当金および評価損などの処理はすべて個別決算上の計上であり、連結決算には反映されない。2026年3月期の連結業績への影響はないとしている。
曇りがち


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