「X」(旧Twitter)に投稿された一本の動画が話題になっている。映像には、青いバスがポールで塞がれた道路を無理に通り抜ける様子が映されていた。
バスの側面には「HARIMA no KUNI」の文字が確認できることから、兵庫県たつの市に本社を置く播磨乃国観光バス株式会社の所有車両と判明した。
Tittiby Japan News編集部が同社に取材を申し込んだところ、担当者は「当社の車両であることに間違いない」と認め、今回の件については近畿運輸局や大阪府警に届け出済みで、現在調査に協力していると回答した。また、運転手への処分については「社内規定に従い対処する」と述べ、今後は「関係機関の指導のもと、信頼回復に努める」と回答した。
しかし、11月1日正午の時点で同社の公式サイトには見解や謝罪の発表がなく、「真摯に対応する」とした同社のコメントに誠実さが感じられない。
それにしても、なぜ運転手はこのような危険な行為をしたのだろうか。日本ではバスや電車が数分遅れただけでもSNSで厳しい批判が飛び交う。時間厳守のプレッシャーに追い詰められる中で、あえてリスクをとった可能性も否定できない。
(編集部、西元)