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久留米の老舗酒蔵「花の露」、事業継続を断念 自己破産申請へ

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福岡県久留米市に本拠を構える老舗酒蔵「株式会社花の露」が12月6日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。負債総額は約8億円に上る見通しだ。

同社は1745年(延享2年)創業の歴史ある酒蔵で、代表銘柄「花の露」を中心に日本酒の醸造を手がけてきた。その品質の高さと長い伝統は地元久留米市や酒愛好家の間で広く知られ、地域に根差した存在として親しまれてきた。

しかし、近年は日本酒の消費低迷が直撃。さらに、設備投資に伴う多額の借入金が経営を圧迫し、資金繰りが限界に達していた。そこに新型コロナウイルス感染症の影響が追い打ちをかけ、飲食店需要の減少や観光関連消費の低迷が売上をさらに悪化させた。こうした苦境の中で事業継続は困難と判断し、今回の措置に至ったという。

地域に愛され続けた「花の露」の幕引きに、地元住民や酒造業界からは惜しむ声が相次いでいる。伝統を引き継ぐ動きがあるのか注目される中、地元経済にも波紋を広げている。 #福岡県 #久留米市 #倒産

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