電子部品メーカーの双葉電子工業(東証プライム、6986)は24日、連結子会社である双葉精密模具(中国)有限公司を解散することを決定した。昨年8月に事業停止を発表していたが、将来的な事業環境を総合的に勘案した結果、撤退の判断に至った。
双葉精密模具(中国)有限公司は、中国・江蘇省昆山市に拠点を構え、2005年の設立以来、生産器材製品の製造および販売を手がけてきた。同社の資本金は202,248千中国元で、双葉電子工業が100%出資している。
今回の決定により、同社は3月末までに臨時株主総会を開催し、解散を正式決議する予定。清算の具体的な完了時期については現時点で未定としている。
双葉電子工業は、中国市場での事業環境の変化や経営資源の最適化を進める中で、同子会社の存続は難しいと判断したとみられる。昨年8月にはすでに事業停止を発表しており、今回の解散決定により中国での事業整理を加速させる。
業績への影響については「現在精査中」としており、今後開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表するとしている。中国市場の景況感が不透明さを増す中、日本企業の撤退が相次いでおり、双葉電子工業の動向も注目される。 #撤退 #海外 #中国