原子力規制委員会は26日夜、佐賀県東松浦郡玄海町に所在する玄海原子力発電所において、核物質防護に関する通報があったことを明らかにした。通報時刻は同日午後9時頃で、原発の運転に影響を及ぼす可能性があるとの情報が寄せられたという。詳細は現在も確認中。
午後10時12分時点で、発電所を管轄する九州電力からは、運転中の3号機および4号機において設備に異常は確認されておらず、通常運転を継続しているとの報告が寄せられている。なお、1号機および2号機はすでに廃止措置中で、今回の通報と直接の関係はないとみられる。
規制委によると、本件は原子力災害対策初動対応マニュアルにおける「情報収集事態」に該当するものであり、現地当局との連携のもと、核物質の所在管理や安全措置に関する情報収集が続けられている。
政府は関係各所に対し、慎重かつ迅速な対応を求めており、今後の発表内容次第では、警戒レベルの引き上げや追加措置が講じられる可能性もある。規制委は「引き続き状況を注視するとともに、国民に向けた情報発信に努めていく」としている。
玄海原発をめぐっては、過去にも防護関連の不備や対応体制に対する指摘が相次いだ経緯がある。今回の事案が一過性のものであるのか、それとも広範な警備体制の再点検を要する事態なのか、規制当局の対応が注目される。

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