長岡市議、Xで「114514」投稿し物議 性犯罪報道への不適切反応 「意味知らなかった」と釈明も波紋広がる

新潟県長岡市の市議会議員・みさわひろと氏が、SNS「X(旧Twitter)」上での投稿をめぐり批判を浴びている。

新潟日報の公式アカウントが、13歳未満の男児への強制性交事件に関する記事を投稿した際、みさわ氏はリプライ欄に「114514」と書き込んだ。この数字は一見ただの数値に見えるが、インターネット上では特定の性的コンテンツを由来とするネットスラングとして知られており、「いいよこいよ」という言葉に置き換えられる。元ネタは2000年代初頭に流行したゲイ向け映像作品『真夏の夜の淫夢』の一場面であり、成人向けの性的な文脈を持つため、公的立場にある人物が不用意に使用することは不適切との指摘が相次いだ。

投稿後、一般ユーザーからは、

「未成年が性被害に遭っている本件に関して、それを茶化したり揶揄するような言動は、いかなる立場の者であっても厳に慎むべきです」
といった厳しい声が寄せられ、ネット上では「議員としての資質が問われる」「被害者を冒涜している」と批判が殺到した。

これを受け、みさわ氏は自身のX上で釈明し、

「数字を打っただけのつもりが、まさかネット上でそんな意味があるとは知らず…完全に軽率でした。誤解を招いてしまい申し訳ありません。今後は数字も慎重に選びます(反省)。」
と投稿。意図的な揶揄ではなかったと弁明した。

しかしその直後、みさわ氏は再び、

「一人一人(11)よく(4)反省(5)して、一歩(14)前へ。良い(11)世(4)来い(51)よ(4)」
と数字を用いた“言葉遊び”のような投稿を行い、再び波紋を広げている。この再投稿に対しては「火に油を注いでいる」「反省の意が感じられない」といった声も上がり、批判は収まっていない。

ネット上では、

「成人向けネタを知らなかったというのは通用しない」
「議員が事件報道にジョークを挟むのは不適切」
など、倫理観や公人としての発言責任を問う意見が多数を占める。

「114514」は、インターネット文化において一種のミーム(定番ネタ)として親しまれる一方、元ネタが性的描写を含む成人向け映像であることから、使用する場面によっては誤解や不快感を招くリスクが高い。今回の投稿は、性犯罪という極めてセンシティブな話題に対して発せられたこともあり、問題視する声が強まっている。

市議としての立場を踏まえ、今後どのような説明や対応を行うのか注目される。

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