官報によると、神奈川県川崎市に本拠を置く元・水族館運営会社の「株式会社アイ・レジャー・エンターテインメント」は、8月1日付で横浜地方裁判所川崎支部から破産手続きの開始決定を受け、倒産したことが明らかになった。
2022年に設立された同社は、元の運営会社から事業を譲受し、「カワスイ川崎水族館」(神奈川県川崎市)の運営を手掛けていた。カワスイ川崎水族館は、2020年7月に開館し、JR川崎駅東口前の商業ビル「川崎ルフロン」の9~10階にテナントとして入居する都市型水族館として知られていた。
しかし、開館当初から新型コロナウイルス感染症の影響を受け、入場者数は大幅に下回るなど低迷が続いたため、2022年3月に当時の運営会社が東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同社が水族館事業を引き継いだ。
それでも厳しい環境が続き、資金繰りが悪化したため、自力での事業継続を断念し、2024年1月には茨城県石岡市の企業へ水族館事業を譲渡し、事後処理を進めていた。
なお、「カワスイ川崎水族館」は、譲渡先企業の下で営業を継続している。
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