金沢の歯科医療器材メーカー「ADI.G」 民事再生法を申請 負債64億円 金融機関からの支援得られず断念

石川県金沢市に本社を構える歯科医療器材の開発・販売を手掛ける「株式会社ADI.G」が、12月16日付で東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したことが明らかになった。負債総額は約64億円に上る見通しだ。

同社は1957年、石川県羽咋市で「浅野歯科商店」として創業。歯科医療用器械や材料、薬品の開発・販売を事業の柱に成長を遂げ、横浜に本社機能を設けるほか、東京や千葉、富山、大阪など全国各地に拠点を展開するなど事業を拡大していた。2015年には「株式会社浅野歯科産業」から現商号に改称し、クラウド型歯科医院向けサービスの開発や歯科医院のプロデュース事業など、時代に即した新規事業にも乗り出していた。

しかし、同社の成長を支えてきた歯科医療市場も新型コロナウイルスの影響を受け、業績は急速に悪化。さらに、2024年11月に過去の不適切な会計処理が発覚したことで信用不安が拡大。金融機関からの資金支援が困難となり、自力再建を断念する形となった。

今回の民事再生法申請により、同社は再建への道筋を模索するが、歯科医療市場の厳しい競争環境がその行方を左右することになりそうだ。 #石川県 #金沢市 #倒産

編集部 : 大野・西元

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