IR情報サイト「IRBANK」が長時間アクセス不能 DDoS攻撃の可能性も浮上

企業の財務情報を網羅的に掲載するウェブサイト「IRBANK(アイアールバンク)」が、5月9日未明からアクセスできない状態が続いている。アクセス試行時には「502 ERROR」の表示とともに、「CloudFront wasn’t able to connect to the origin(オリジンに接続できませんでした)」とする英文のエラーメッセージが現れ、閲覧が完全に遮断された格好だ。

同サイトは上場企業の開示資料や業績データを横断的に検索できる点が評価され、個人投資家や金融関係者の間では欠かせないツールとなっている。平時には膨大なアクセス数を誇るが、現在はトップページすら開かない状態に陥っており、情報収集に支障が出ているとの声も多い。

表示されているエラーは、米アマゾンが提供するCDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービス「CloudFront」がオリジンサーバーに接続できなかった際に発生するもので、構成上の誤りやサーバーダウン、あるいは高負荷状態などが主な原因として挙げられる。中でも今回は、「CloudFrontがサーバーに接続できない」と明示されている点から、通常のトラブルではなく、外部からのDDoS攻撃(分散型サービス拒否攻撃)によって接続を遮断されている可能性も否めない。

障害発生から10時間以上が経過しても、公式の発表や説明は確認されておらず、利用者の間では「定期的に見ているサイトだけに不便だ」「株式市場が動いている時間帯に落ちるのは致命的」といった落胆の声が広がっている。

編集部は「IRBANK」の運営会社に取材を申し込んでいるが、記事執筆時点で返信は無い。

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