脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開するMPH株式会社(本社:東京都大田区蒲田五丁目、資本金1,000万円)に対し、従業員を含む複数の債権者が破産を申し立てる方向で調整に入っていることが15日、明らかとなった。
MPHは2024年9月、ミュゼプラチナム事業の承継を目的に、旧運営会社から会社分割により新設された法人である。だが設立直後より、旧法人における社会保険料滞納に伴う資産差押え事案や、未消化役務(前払施術契約の残債)への対応が焦点化。利用者からの返金請求が相次ぐなど、経営は混乱を極めていた。
資金繰りの悪化は従業員への給与支払いにも波及し、2025年3月時点で全店舗の一時休業を発表。その後も経営体制の不透明さを背景に、従業員の不安が拡大していた。ミュゼプラチナム側の説明によれば、今年3月末時点で2,025名の従業員が在籍していたが、未払い給与は約15億円にのぼるという。
店舗数は2024年末時点で全国約170店舗を数えていたが、再開の見通しは立っておらず、サービス継続に対する利用者の懸念も強まっている。関係筋によれば、経営権を巡る内部対立も顕在化しており、再建よりも法的整理による清算が現実味を帯びつつある。
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