オンラインゲーム「オンラインクレーンゲーム(オンクレ)」などを手がけるサイバーステップ株式会社(東証スタンダード、コード3810)は5月16日、連結子会社であるBloomZ Inc.(本社:ケイマン諸島)が第三者割当による大規模な増資を実施したことを発表した。新株の最大発行数は3億5,714万2,857株に達し、これによりサイバーステップの持株比率は、従来の31.1%から0.9%に大きく低下する見込みだ。
BloomZは音響制作や声優タレントのマネジメント、さらには動画配信プラットフォーム向けのコンテンツ制作などを手がけるエンターテインメント企業で、2023年4月に設立された。設立からわずか1年余りでの大規模な資本増強は、グローバル市場における事業拡大を見据えた動きとみられ、今後の展開が注目される。
同社は、5月1日にも約9,985万株の増資を発表しており、今回の追加増資と合わせると、累計で4億3,699万株を超える新株が発行される計算となる。これにより、BloomZは登記資本金5万ドルというスリムな資本構成ながら、外部からの資金流入を通じて実質的な企業体力を飛躍的に高める形となる。
サイバーステップによれば、当該子会社株式についてはすでに市場での売却方針を表明していたものの、株価や流動性が想定を下回って推移していることから、売却は進んでいないという。とはいえ、今後状況が好転すれば売却が進む可能性があり、BloomZはその際、サイバーステップの連結範囲から外れる見込みである。
割当先の詳細は現時点で明らかにされておらず、資本政策の最終的な行方は未確定だが、持株比率が1%未満に低下することで、サイバーステップがBloomZに対して経営的影響力を行使しづらくなるのは確実とみられる。
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