三菱電機株式会社(本社・東京都千代田区、杉山武史社長)は23日、宇宙用太陽電池セルを開発する米スタートアップ、Solestial, Inc.(アリゾナ州テンピ市)に出資したと発表した。グローバル・ブレイン株式会社と共同運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「MEイノベーションファンド」による第10号投資案件となる。
Solestialは、シリコンヘテロ接合技術を用いた宇宙向けの高性能太陽電池セルの開発・製造を手掛けており、同技術は放射線耐性、軽量、低コスト、短納期といった点で従来の製品を大きく上回る性能を誇る。

世界的に小型・低軌道衛星のコンステレーション構築が加速する中、衛星搭載用電源の需要は急拡大しており、三菱電機は本出資を通じて、宇宙事業における中核部品の技術獲得とサプライチェーン強化を図る。
SolestialのCEOであるマーゴ・デ・ナレイ氏は、「三菱電機というパートナーを得て、我々の技術開発はさらに加速する。宇宙産業の発展に貢献できることを誇りに思う」とコメント。
また、三菱電機の松原公実・ビジネスイノベーション本部長は「Solestialの革新的な技術力に強い期待を寄せている。協業を通じて宇宙事業の競争力を一層高める」と述べた。
三菱電機は近年、サステナビリティやDXの推進に向けた戦略的出資を強化しており、今回の投資もその一環。宇宙分野におけるエネルギー供給技術の獲得は、今後の防衛・通信・観測など多様な宇宙利用への布石となる。
■Solestial, Inc.
本社:米国アリゾナ州テンピ市1121 West Warner Road
設立:2013年
代表者:Margo de Naray(CEO)
事業内容:宇宙向け太陽電池セルおよびモジュールの開発・製造
URL:https://solestial.com/
■MEイノベーションファンドについて
設立:2022年1月
運営:三菱電機株式会社およびグローバル・ブレイン株式会社
目的:先進技術・新事業創出に向けたスタートアップ支援
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