アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(東証グロース、コード6085)は6月6日、合同会社トレースから提起された損害賠償請求訴訟の控訴審において、同社の主張が認められたと発表した。大阪高等裁判所は同日、同社の控訴を受けて一審判決を取り消し、トレースの請求を棄却する判決を下した。
この訴訟は、トレースが同社に対し損害賠償を求めて起こしていたもので、昨年12月に一審判決が下されていた。控訴審では、ASJ側が「当該事案においては損害賠償責任が無い」と主張。大阪高裁はこれを認め、原告の請求を全面的に退けた。
同社によれば、2026年2月期(6月27日開催予定の定時株主総会で決算期が変更される場合)の決算において、前期に訴訟引当金として計上した約6159万円については戻入れ益として計上する見通し。なお、業績への影響は現在精査中としており、今後新たな開示事項が生じた場合には速やかに発表する方針だ。
ASJは「これまで株主や関係者の皆様にご心配をお掛けしたことを深くお詫びするとともに、引き続きご支援・ご理解を賜りたい」としている。
判決の概要は以下の通り。
【判決日】2025年6月6日
【裁判所】大阪高等裁判所
【原告】合同会社トレース
【被告】アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社
【主文】
(1)一審判決のうちASJに関する部分を取り消す。
(2)原告のASJへの請求を棄却する。
(3)訴訟費用は、ASJと原告の間では第1、2審を通じて原告の負担、ASJと一審被告斉藤の間では控訴費用を原告の負担とする。
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