法務省は27日、神奈川県座間市の自宅アパートで男女9人を殺害したとして死刑が確定していた白石隆浩死刑囚(34)に対し、刑を執行したと発表した。死刑執行は令和4年7月に執行された秋葉原連続殺傷事件の加藤智大元死刑囚以来、約3年ぶりとなる。鈴木俊一法相の下では初の執行となった。
白石死刑囚は平成29年(2017年)8月から10月にかけて、SNS(交流サイト)を通じて自殺願望を抱える若年層の女性を中心に言葉巧みに接触。「一緒に死のう」などと持ちかけて自宅に誘い込み、絞殺や強盗強制性交殺人といった手段で命を奪った。犠牲者は10代の女子高校生を含む女性8人と男性1人の計9人に及び、わずか2カ月間に連続して凶行が重ねられた。
白石死刑囚は、事件発覚当初から犯行を全面的に認めており、反省や悔悟の言葉は裁判の場でも多く語られなかった。遺族側は公判で「償いようのない命を奪われた」と無念を訴え、厳罰を求める声が相次いでいた。
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