ドジャース・ベシア投手、娘の死去を公表 家族の支えに感謝「彼女は私の光」 WS直前離脱の理由が明らかに

ロサンゼルス・ドジャースの救援左腕アレックス・ベシア投手(28)が7日、自身のインスタグラムを更新し、10月26日に娘のスターリング・ソル・ベシアさんが亡くなったことを明らかにした。投稿では「私たちの小さな天使が、今は神のもとで安らかに眠っています。彼女は私の光であり、私たちの世界そのものでした」と記し、深い悲しみの中にある心境を語った。

ベシアは10月23日、ワールドシリーズ(WS)を目前に控えたタイミングで「家族の問題による離脱」とだけ球団を通じて発表していた。

一部メディアでは「体調不良」や「契約上の調整」など様々な憶測が広がっていたが、今回の投稿でその理由が家族の不幸によるものであったことが明らかになった。

インスタグラムには、娘スターリングさんの笑顔の写真が添えられ、「短い人生だったが、彼女が私たちに与えてくれた愛は永遠です」「チームメイト、コーチ、ファン、そして家族の祈りに感謝します」と綴られている。投稿のコメント欄には、現役選手や元同僚らから「お前は最高の父親だった」「心から祈っている」「今は何も言葉が出ない」など、数千件を超えるメッセージが寄せられた。

ドジャース球団は公式声明を出していないものの、監督や複数のチームメイトがSNSで哀悼の意を表明。デーブ・ロバーツ監督は「チーム全員がアレックスと家族のことを思っている。彼が再びマウンドに戻る日を心から待っている」とコメントした。チーム内では試合前に黙祷が行われ、選手たちは帽子に娘の頭文字「S.S.B.」を書き入れて試合に臨んだという。

ファンの間でも温かい声が広がっている。

「彼の沈黙を尊重して見守ったチームに感動した」「野球の枠を超えて、家族を守る姿を見せてくれた」「スターリングは永遠にドジャーブルーの一員だ」などのコメントがX(旧Twitter)に相次いだ。

米国では、家族の喪失を公に語ることに慎重なアスリートが多い中で、ベシアの投稿は多くの共感を呼んだ。現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は「彼の正直な言葉は、スポーツ界で忘れられがちな“人間としての姿”を思い出させる」と伝えている。

ベシアは2020年にドジャースへ移籍し、リリーフ陣の一角として安定した成績を残してきた。今季も防御率3点台前半でチームを支え、ポストシーズン進出に大きく貢献したが、ワールドシリーズ開幕直前に急遽チームを離脱していた。ドジャース関係者によれば、ベシアは現在も家族とともにロサンゼルス郊外で静養中で、復帰時期は未定とされる。

ベシアの妻も同日、SNSで「娘は私たちに笑顔と優しさを教えてくれました。短い時間でも彼女はたくさんの愛を残してくれた」と投稿。多くのフォロワーが「どうか時間をかけて癒えてほしい」「スターリングは今もあなたたちと共にいる」と励ましのコメントを寄せた。

悲しみの中で家族を最優先したベシアに、ドジャースファンからは「彼の決断を尊重する」「勝敗よりも、家族の絆を守った勇気を称えたい」との声が多く上がっている。野球という競技の枠を超え、選手の“人としての選択”が改めて注目を集めている。

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