
政府は12日午前11時、全国瞬時警報システム(Jアラート)を用いた「国民保護情報」のテスト配信を実施した。今回は北海道から静岡県までの27都県を対象に行われ、「これはJアラートのテストです」とのメッセージが各地の防災行政無線や携帯電話の緊急速報メールに送信された。
今回のテストは、地震・弾道ミサイル・津波などの大規模災害発生時に、国から自治体、住民へ情報を確実に伝達できるかを確認するためのもので、実際の避難行動を取る必要はなかった。内閣官房と消防庁が共同で行い、各自治体はスピーカー放送やエリアメールの受信状況などを点検している。
Jアラートは、国が発信した緊急情報を自動的に市区町村の防災無線や携帯端末に伝える仕組みで、近年は北朝鮮によるミサイル発射情報や大地震などで実際に作動している。今回のテストはシステム更新後の全国確認を目的としており、今後は西日本地域でも順次実施される予定だ。
SNS上では「一斉にスマホが鳴って驚いた」「訓練と分かっていても緊張する」といった投稿が相次ぎ、国民の防災意識を再認識する機会ともなった。政府は「緊急時に確実に情報を届けるため、引き続きシステムの改善を進める」としている。
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