デザインを通じて社会課題の解決に取り組むissue+design(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン、東京都)は、対話型ごみ拾いプログラム「うみごme(みぃ)」の2025年度最後となるワークショップ参加者の募集を、12月から開始した。プログラムはオンラインで実施され、2026年2月から3月にかけて入門編および実践編が開催される。

海洋ごみは、回収活動が各地で行われているものの、依然として減少に転じていない。その要因として、海ごみの約8割が街で発生したプラスチックごみなどが河川を通じて流出したものである点が指摘されている。一方で、ごみを生み出している社会構造や、私たち一人ひとりの意識に十分向き合えていない現状がある。
「うみごme」は、こうした課題に対し、ごみを拾う行為そのものを起点に、「なぜそのごみが捨てられたのか」「どのような気持ちが背景にあったのか」を参加者同士の対話を通じて掘り下げるプログラムだ。issue+designでは、落ちているごみを整理・分類する過程で、ごみにつながる人の気持ちを15種類の「うみごme」として可視化してきた。プログラムでは、この「うみごme」を活用し、身近なごみから社会の構造や自分自身の行動を見つめ直す。
ワークショップでは、参加者が実際に自分の住む地域でごみを拾い、その状況や捨てられた背景を振り返りながら分類を行う。終盤には、参加者一人ひとりが自分の中にある「ごみにつながる気持ち」を言語化し、それと向き合い、手放すための“お別れの儀式”も行われるという。今期はすべてオンラインでの開催となる。

第2期となる今回のプログラムは、2つの構成で実施される。2月21日開催の「うみごme(入門編)」では、ワークブックを用いながら海ごみの現状や社会的背景を学ぶ。続く3月15日の「勉強会&作戦会議(実践編)」では、学びをもとに各地域で海ごみ削減につなげる具体的なアクションを検討し、参加者自身が現場でプログラムを実施できるようになることを目指す。
issue+designは、「社会の課題に、市民の創造力を。」を掲げ、2008年から市民・行政・企業と連携したソーシャルデザインプロジェクトを展開してきた。「うみごme」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施されており、海洋ごみ問題を一人ひとりの“自分ごと”として捉え直す試みとして注目される。
次年度以降の開催は未定としており、主催者は「検討中の方はこの機会に参加してほしい」と呼びかけている。
【開催概要】
・うみごme(入門編):2026年2月21日(土)9時~11時
・勉強会&作戦会議(実践編):2026年3月15日(日)9時~12時
・開催形式:オンライン(ZOOM)
・主催:issue+design
・問い合わせ:info@issueplusdesign.jp
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