19日夕方、台湾・台北市中心部の地下鉄駅構内などで、男が通行人を次々と切りつける無差別刺傷事件が発生し、これまでに50代男性2人が死亡、7人がけがをした。現地当局によると、男はその後、近くの百貨店から飛び降り、搬送先の病院で死亡が確認された。
台湾メディアによると、日本時間19日午後6時半ごろ、台北市中心部に位置する地下鉄・台北駅構内で、男が発煙筒を投げ込み、付近にいた人々にナイフを振りかざして切りつけた。その後、男は地下鉄中山駅周辺や近くの百貨店に移動しながら、通行人らを次々と襲ったという。
この事件で、50代男性2人が死亡したほか、7人が負傷しており、負傷者の容体など詳細は明らかになっていない。現場はいずれもオフィスや商業施設が立ち並ぶ繁華街で、帰宅時間帯と重なったことから、多くの人で混雑していた。
男は一連の犯行後、付近の百貨店の高層階から飛び降り、病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。現地警察によれば、男は27歳で、別の事件に関与した疑いで指名手配されていたという。
日本の大使館に相当する日本台湾交流協会は、現時点で日本人が巻き込まれたとの情報は確認されていないとしている。
事件を受け、頼清徳総統は関係当局に対し、台北市内を含む各地での警備体制を強化するとともに、真偽不明の情報やデマをインターネット上で拡散しないよう呼びかけるよう指示した。繁華街の駅構内で起きた無差別攻撃に、地元社会には大きな衝撃が広がっている。
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