島根県松江市の私立松江西高等学校で、教室内で男子生徒が椅子を激しく蹴飛ばし暴れる様子を収めた動画が、インターネット上で急速に拡散されている。
問題の動画は6日、インフルエンサーの「たかぴ」氏が公開した。約58秒の映像には、教室の前の方で数名の男子生徒が椅子を何度も強く蹴り、机が揺れる様子が映し出されている。騒音が響き渡る中、周囲の生徒や教員の姿は確認できるものの、制止する動きは見られず、無法地帯のような雰囲気が漂う。
投稿は瞬く間に数万回の閲覧数を記録し、数千件のリプライが寄せられた。多くは「即退学処分を」「教師は何をしている」「親の責任も問うべき」といった厳しい声が目立つ。
松江西高校をめぐっては、2024年度以降、教員不足が深刻化。島根県教育委員会は国の教員配置基準を下回る状況が続いているとして、複数回の口頭指導を行ってきたが改善に至っていない。2025年3月には保護者らが記者会見を開き、「先生が何人辞めるかわからない不安の中で子どもが学んでいる」と訴えていた。
さらに同年7月には、地元就職をうたう「BT(バイターン)授業」(企業訪問や職業体験)の届出内容が一部未実施だったとして、県から文書による行政指導を受けている。2023年には学科新設を巡る保護者・生徒への説明不足を理由に教員13人が懲戒処分を受け、学校法人を提訴する事態にも発展。教員と経営陣の対立が深まり、現場の士気低下を招いたとされる。こうした一連のトラブルが積み重なる中で、生徒側の規律意識の低下や学習意欲の喪失を招いているとの見方が広がっている。
ネット上では「偏差値43の学校がこんな状態では、高校無償化の意味がない」「少子化で生徒を集めるために門戸を広げすぎた結果では」といった批判も噴出している。
コメント