
福岡市南区の福岡海星女子学院高等学校の敷地内にある森で10月30日午後、草刈り作業中の男性が白骨化した人骨を発見し、警察に通報した。発見されたのは頭部と腰の骨で、近くに衣類の一部も見つかっており、福岡県警南署は事件と事故の両面から慎重に捜査を進めている。
■白骨化した遺体、服の一部が残存
現場は学校敷地の裏手に位置する林の中で、普段は人通りが少なく、生徒の立ち入りは禁止されている区域。発見当時、人骨には上半身にグレーのスウェット、下半身にズボンが残っており、性別や年齢を特定する明確な手がかりはないという。
警察によると、目立った外傷はなく、身元を示す所持品も見つかっていない。腐敗の進行状況などから、発見から数カ月から数年が経過している可能性もあるとみられている。
■司法解剖へ、事件・事故両面で捜査
警察は、司法解剖を実施して死亡の経緯を詳しく調べる方針。加えて、防犯カメラ映像や過去の行方不明者届を照合し、身元の特定を急いでいる。
福岡県警関係者は「現段階では事件性を完全には排除できない。慎重に裏付けを取っている」とコメントした。
現場周辺では、近年行方不明者の情報が複数寄せられており、過去の記録との照合も行われている。
■学校・地域に広がる不安
学校側は30日夜、「生徒の安全を最優先に、警察と連携して事実確認を進めている」とコメントを発表。
通学する女子生徒の保護者からは「まさか学校の敷地内で…」「子どもが怖がっている」といった声も上がっており、地域住民の間にも不安が広がっている。
学校周辺では、31日以降、登下校時の警備強化が行われる予定だ。
■地域住民の声と今後の見通し
近隣に住む住民は「数日前から草刈り作業の音は聞こえていたが、まさかこんな発見があるとは」「以前から夜になると人影を見たという噂もあった」と話す。
警察は引き続き、司法解剖の結果をもとに死亡時期や原因を特定し、身元の確認を急ぐとともに、事件性がある場合は捜査本部を設置する方針。
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