岡山県津山市を拠点にスクールシャツやブラウス、ビジネスユニフォームの製造を手がけてきた「株式会社アドバン」は、3月18日付で岡山地方裁判所津山支部より破産手続開始決定を受け、事業を停止した。1990年の設立から30年以上にわたり地域の縫製業をけん引してきたが、主要取引先の解散により受注が激減。自助努力では限界を超え、資金繰りが立ち行かなくなった。
同社は、一貫生産体制を武器に「高品質・短納期」を掲げ、積極的な設備投資を重ねてきた。特に学生服メーカー向けのシャツ供給では一定の評価を得ていたが、近年は価格競争や少子化の波、そして大口取引先の離脱が直撃。最後は資金繰りに行き詰まり、事業継続を断念せざるを得なかったとみられる。
また、関連会社である「株式会社グロウ」も同様に破産手続きに入っており、2社合計の負債総額は約1億5000万円にのぼる見通し。繊維の街として知られた津山地域において、長年地場産業を支えてきた企業の相次ぐ経営破綻に、地元経済への影響も懸念される。
破産手続の詳細や今後の債権者対応については、今後裁判所および破産管財人を通じて明らかにされる見込みだ。 #岡山県 #津山市 #倒産
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