【和歌山】白浜に“共創型メディア”誕生 DAOと連携し「今」を伝える新拠点「シラハマニア」始動

和歌山県白浜町を舞台に、地域の“いま”をリアルに発信する新たなオンラインメディアが産声を上げた。株式会社あるやうむ(本社・札幌市、畠中博晶代表)は20日、地域DAOと連携する参加型メディア「シラハマニア|白浜情報」の運用を開始したと発表した。

同メディアは、観光やイベント、地元の暮らしに至るまで、白浜の最新情報を発信することを目的とした地域密着型メディア。大手ポータルでは拾いきれない“地元目線の魅力”を掘り起こし、地域内外の関心層との新たな接点構築を目指す。

運営を担うのは、地域おこし協力隊DAOとして白浜町で活動する「ゆうと」氏。noteという誰でもアクセス可能な情報発信プラットフォームを通じて、地元住民と観光客の双方に価値ある情報を届ける。

◆DAOとの連携で「みんなでつくるメディア」へ
「シラハマニア」は、普遍的な観光情報サイトではない。DAO(分散型自律組織)を基盤としたコミュニティ「白浜町コミュニティ【シラハマニア】」との連動にある。LINEオープンチャットを用いたこのDAO型の運営体制では、誰もが情報提供者・参加者となりうる仕組みが整えられている。

例えば、地元住民がその日の天気や混雑状況、地元グルメ、最新スポットの情報などをリアルタイムで共有することで、観光客や“関係人口”との継続的な接点が生まれる。「白浜に関わる誰もが主役」というDAOの精神が色濃く反映された構造だ。

名称「シラハマニア」も、コミュニティ内での公募と投票によって選ばれた。白浜への“愛”を持つすべての人々が、年齢や所在地に関係なく参加できる空間を象徴している。

◆情報発信が「地域の熱源」に
「シラハマニア|白浜情報」では今後、メンバー自身による体験記やレポートも随時掲載される予定で、白浜の日常を身近に感じるきっかけを創出する。

同社によると、メディアを通じた情報発信とDAOでの双方向交流が生む「地域との継続的接触」は、観光動線の拡大や店舗誘客といった経済波及効果にもつながると期待されている。

◆“NFT×地方創生”を掲げるあるやうむ社
運営母体であるあるやうむ社は、「NFTによる地方創生」を掲げ、ふるさと納税NFTや観光NFTの導入を各自治体へ支援してきたスタートアップ。今回の白浜DAOもその一環で、ブロックチェーン技術を活用した地域活性モデルの実装に意欲を見せている。

社名「あるやうむ」は、アラビア語で「今日」を意味し、「今すぐ挑戦したい地域を応援したい」との理念を込めたという。

◆情報への“入り口”が人の“入り口”に
観光地・白浜は、温泉・アドベンチャーワールド・絶景ビーチなど多くの魅力を抱える一方で、関係人口や移住者との新たな接点づくりが喫緊の課題とされてきた。noteやSNS、チャットを活用した「シラハマニア」は、情報の受発信を通じて「白浜とつながる第一歩」を誰にでも開く。

「観光だけじゃない白浜へ」。その言葉が現実味を帯びつつある。

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