経営再建を模索していた美容脱毛大手「ミュゼプラチナム」を展開するMPH株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:高橋英樹)は29日、6月1日以降の営業再開に関する見通しを発表した。これまで全店舗の再開に向け準備を進めてきた同社だが、債権者による第三者破産申立が裁判所に提出されたことを受け、従来計画の遂行が極めて困難となったことを明らかにした。

MPHでは、休業中の従業員給与支払いや債務整理、返済計画の策定といった再建に向けた動きが続いていたが、突如として破産申立の情報が浮上。裁判所からの正式通知は現時点で届いていないものの、6月1日からの全店舗一斉再開は事実上困難となった。あわせて、既に契約済みの顧客への施術提供や返金対応にも支障が出る恐れがあるとしている。
一方、希望の光も差している。メンズ脱毛事業「メンズミュゼプラチナム」を手がける「新生ミュゼプラチナム株式会社」が、MPHが営業再開を予定していた一部店舗を引き継ぎ、6月以降に段階的な営業再開を図るという。これらの店舗では、旧契約に準じた「置き換えコース」を提供し、現在も運用されている顧客支援制度「どこでもミュゼ」を活用した施術継続も可能とされる。
この「どこでもミュゼ」は、契約中の施術回数が残っている顧客を対象に、他店舗などで代替施術を受けられる仕組み。今後は、有償施術回数を消化し終えた顧客への新たな支援策も検討中だという。また、新体制となる新生ミュゼプラチナムでは、旧来の前払い制を見直し、すべてのサービスを「都度払い」に変更。無理のない通院スタイルの構築を目指すとしている。
MPHは「お客様の施術継続を最優先に再建計画の見直しを進める」とし、引き続き関係各所と連携しながら情報提供を行う構え。営業再開が決定した店舗および施術内容の詳細については、公式サイトやメール等を通じて案内する予定だ。
コメント