亀田製菓、米国子会社の完全子会社化に伴い206億円の特別利益を計上 通期純利益予想は6倍超に上方修正

東証プライム上場の米菓大手、亀田製菓株式会社(新潟市、コード2220)は27日、米国の持分法適用関連会社であった「TH FOODS, INC.」の株式を追加取得し、完全子会社化を完了したと発表した。これにより、いわゆる「段階取得に係る差益」として206億円の特別利益を2026年3月期第1四半期(2025年4月~6月期)に計上する見通しとなった。

同日開示のIR資料によれば、この特別利益の計上およびTH FOODS社の業績を2025年度の連結に取り込むことに伴い、同社は2026年3月期第2四半期(中間期)および通期の業績予想を大幅に上方修正。通期の親会社株主に帰属する当期純利益は、従来予想の40億円から242億円へと6倍超の引き上げとなった。

また、第2四半期(中間期)の純利益予想も6億円から208億円へと爆発的な増額。1株当たり純利益は28円台から986円台へと跳ね上がる異例の展開となった。

下記は修正後の主な業績予想である。

【2026年3月期 第2四半期(中間期)連結業績予想】
(カッコ内は前回発表値)

  • 売上高:645億円(470億円)
  • 営業利益:15億円(8億円)
  • 経常利益:14億円(13億円)
  • 中間純利益:208億円(6億円)
  • 1株当たり中間純利益:986.56円(28.46円)

【2026年3月期 通期連結業績予想】
(カッコ内は前回発表値)

  • 売上高:1,375億円(1,010億円)
  • 営業利益:70億円(55億円)
  • 経常利益:72億円(69億円)
  • 当期純利益:242億円(40億円)
  • 1株当たり当期純利益:1,147.83円(189.72円)

なお、同社は今回の特別利益について「キャッシュ・フローに影響はない」とし、年間配当予想は従来の1株あたり58円から変更しない方針を示した。

今回のTH FOODS社の完全子会社化は、北米市場でのプレゼンス強化を狙う同社の中長期戦略の一環であり、今後のグローバル事業展開の加速が期待される。段階取得に伴う巨額の特別利益計上という“サプライズ決算”に市場の注目が集まりそうだ。

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