株式会社ウィル、業績予想を大幅上方修正 中古住宅流通と分譲戸建が好調に推移

住宅流通業などを展開する株式会社ウィル(証券コード:3241、兵庫県宝塚市)は28日、2025年12月期第2四半期(累計、1月〜6月)における連結業績予想を上方修正した。新規出店や中古住宅流通の好調が寄与し、売上高・利益ともに前年同期を大幅に上回る見込みだ。

修正後の業績予想によると、売上高は前回予想から714百万円増の64億8500万円(前年比17.6%増)、営業利益は同1億4300万円増の5億5400万円(同39.9%増)、経常利益は同1億4500万円増の4億9400万円(同42.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は同1億100万円増の3億3200万円(同62.0%増)となる見通し。1株当たり中間純利益も20.03円から28.81円に上方修正された。

業績の牽引役となったのは、主力の流通事業である。首都圏・中京圏・関西圏の三大都市圏において新規出店が相次ぎ、住宅購入の成約件数が前年同期比で10.3%増加。特に中古住宅の取扱件数が13.5%増、「中古×リフォーム×FP(ファイナンシャルプランナー)」という同社独自の提案型販売の引渡件数も4.6%増と堅調に推移した。

また、開発分譲事業でも明るい兆しがみえる。関西圏を中心に展開する自社分譲物件の販売が堅調で、戸建プロジェクトの引渡戸数が当初計画を上回り、売上高の押し上げ要因となった。

一方で、通期業績予想(2025年12月期通期)については据え置いた。米欧をはじめとする中央銀行の利上げや、ウクライナ・中東情勢を含む国際政治の不透明感などを踏まえ、「不動産市場に及ぼす影響を保守的に見積もる」として慎重な姿勢を崩していない。

なお、同社は2025年2月13日に公表した予想値をもとに今期の業績を進めていたが、足元の実績がこれを大きく上回ったことで、今回の修正に踏み切った。

ウィルは「今後も情報収集と柔軟な経営判断を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指す」としている。

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