
10月17日夕方、埼玉県和光市でキックボードに乗っていた10歳の女の子が乗用車にはねられる事故が発生し、意識不明の重体となっている。警察は、乗用車を運転していた男性を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕した。
事故が起きたのは、和光市下新倉の県道交差点付近。警察によると、午後5時半ごろ、キックボードに乗って道路を横断していた女児が、直進してきた乗用車にはねられた。女児は衝突の衝撃で倒れ、意識不明の状態で病院に搬送された。警察によると、現在も意識は戻っていないという。
現場は交通量の多い県道沿いで、住宅や商店が立ち並ぶ地域。事故当時は日没の時間帯で、車のライトが必要になる薄暗さだった。警察は、事故現場の交通信号の有無や道路の見通し、ドライブレコーダーの映像などを確認し、衝突の経緯を詳しく調べている。
逮捕されたのは、現場を通行していた男性運転手で、事故直後に警察が駆けつけ、過失運転傷害の疑いでその場で身柄を確保した。男性の供述内容や速度超過の有無などは明らかにされていない。警察は、ブレーキ痕や車体の損傷状況などから、事故の詳細な原因を調べている。
警察によると、女児が乗っていたのは電動式ではなく、一般的なキックボードとみられている。事故発生当時、女児は友人とともに遊んでいたといい、道路を横断する際に車と接触した可能性が高いとみられている。
県警は「現場は交通量が多く、夕方の時間帯は特に見通しが悪くなる。車の運転手には十分な注意をお願いしたい」とコメントしている。
現場付近では近年、児童の通行が多いにもかかわらず横断歩道の設置が限られており、地域住民からは「前から危ないと感じていた」「夕方は車が多く、子どもが遊んでいるとヒヤッとすることがある」との声も上がっている。
また、今回の事故を受けて、和光市は通学路や生活道路における安全対策の強化を検討しており、交通安全教室や地域の見回り活動を増やす方向で調整を進めているという。
SNS上でも事故に対する反響が広がっており、「痛ましい」「信号のない交差点は本当に危ない」「子どもたちの安全を守るために早急な対策を」といった声が相次いでいる。一方で、「ドライバーだけでなく歩行者や保護者も交通ルールを意識すべきだ」との意見も見られるなど、社会的な関心が高まっている。
埼玉県警は、現場検証を継続し、事故の正確な原因と責任の所在を慎重に調べる方針。事故は一瞬の油断から発生した可能性があり、警察は改めて「交通安全意識の徹底」を呼びかけている。
曇りがち
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