
大阪府警は10月30日、医師免許を持たないにもかかわらず医療行為を行っていたとして、大阪市大正区の会社役員・原田伸一容疑者(66)を医師法違反の疑いで逮捕した。
原田容疑者は2024年9月から2025年4月にかけて、大阪市北区の「北新地さくらクリニック」で少なくとも169人の患者に問診・薬の処方・注射指示などの医療行為を行っていた疑いがもたれている。
■「医師を装い治療」虚偽の経歴で信用得る
捜査関係者によると、原田容疑者は海外医科大学卒業を装い、医師免許を持つように見せかけていたとされる。
院内では「がん治療の専門家」として紹介され、一部の患者には抗がん剤治療や注射指示などを行っていた可能性があるという。
事件は、別件の偽造免許に関する捜査の過程で発覚した。
■169人の患者に影響か 健康被害は未確認
府警によると、現時点で169人の患者が診療記録上で原田容疑者の関与を受けていたと確認されている。
一方で、現時点では健康被害は確認されていないが、捜査当局は医療行為の内容を精査中であり、必要に応じて追加の医学的検証を行うとしている。
大阪府警は今後、クリニックの運営実態や経歴詐称の経緯を詳しく調べる方針。
■「患者をだました罪は重い」―医療関係者からの声
大阪市内の医師は「医療現場の信頼を損なう悪質な行為。命を預かる立場を装うのは極めて危険だ」とコメント。
また、患者の中には「安心して通っていたのに、まさか無免許だったとは」と衝撃を隠せない様子も見られる。
SNS上では「恐ろしい」「医療機関の信用審査はどうなっているのか」といった批判の声が広がっている。
■大阪府警「余罪も視野に捜査継続」
大阪府警は今後、原田容疑者が関わった別のクリニックや関連医療機関の調査を進め、同様の行為がなかったか調べるとしている。
関係者によれば、原田容疑者が複数の医療関係団体に出入りしていた形跡もあり、余罪や共犯の可能性についても捜査が及んでいる。
弱いにわか雨

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