
フランスのトップジョッキー、アレクシ・プーシャン騎手(25)が8日、東京競馬場で行われた第1レース(2歳未勝利戦)でプルメリアリノ号(牝2・小栗山昌健厩舎)に騎乗し、日本中央競馬会(JRA)での初勝利を飾った。来日11戦目での勝利で、短期免許を受けてから初の白星となった。
レースは芝1600メートル戦で行われ、序盤から好位につけたプーシャンは、直線半ばで外へ持ち出すと、残り200メートルで力強く抜け出した。追いすがる後続馬を抑え、クビ差で先頭でゴール。日本のファンに存在感を印象づける騎乗を見せた。
プーシャンは2024年のフランス競馬でG1・6勝を挙げ、リーディング3位に入るなど、急成長を遂げた若手の実力派ジョッキー。ヨーロッパでは柔らかい手綱さばきと冷静なレース運びで知られ、今回の来日は自身にとって初めての日本遠征だった。勝利後、取材に応じたプーシャンは笑顔を見せながら「東京の馬場を理解できたことが大きい。日本の競馬はスピードがあり、馬の反応が素直だ」と語った。
この日騎乗したプルメリアリノ号は、デビュー以来惜しいレースが続いていたが、外国人ジョッキーの手綱でついに初勝利を挙げた。管理する小栗山昌健調教師は「これまで気の難しい面があったが、プーシャン騎手は馬の性格を素早く把握してくれた。落ち着いた騎乗で最後まで集中を切らさなかった」と称賛した。
プーシャンは来日後、栗東トレーニングセンターを拠点に調整を重ねており、これまで関西・関東合わせて10戦に出走。惜しくも勝利を逃していたが、今回の東京での初勝利により、日本でも本格的な評価を高めた。関係者によると、年末までの短期免許期間中に重賞レースでの騎乗機会も見込まれているという。
SNS上では、ファンから祝福のコメントが殺到。「ようやく報われた!」「プーシャンのスマートな騎乗が日本にも定着しそう」「日本馬との相性が抜群」など、#プーシャン初勝利 がトレンド入りした。特にフランスからも祝福メッセージが寄せられ、国際的な注目を集めている。
競馬評論家の間でも、今回の勝利は「世界基準の騎乗技術が日本競馬に新たな刺激を与える」として評価が高い。スポーツ紙関係者は「欧州勢の中でもプーシャンは戦略性に優れ、日本の馬場への適応力も高い。今後、JRA通年免許を取得する可能性もある」と話す。
一方で、JRA関係者は「短期間で勝利を挙げる外国人ジョッキーが増えており、競馬ファンの目も国際的になってきた」と指摘。JRAでは、2025年から海外騎手の短期免許発給条件を段階的に見直しており、今回のプーシャンのような若手有力騎手の来日は「日本競馬の国際化の象徴」と位置づけている。
プーシャンはレース後、「日本のファンの歓声はとても温かい。これからも全力で乗り続けたい」と語り、関係者やファンの拍手を受けながら検量室を後にした。
曇りがち
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