医療・介護向けウェア大手のナガイレーベン(7447)が25日に発表した2026年8月期第1四半期連結決算は、主力市場の落ち込みを受けて減収減益となった。売上高は前年同期比9.0%減の29億2043万円、営業利益は同28.8%減の4億1249万円、経常利益は同23.0%減の4億6338万円、純利益は同23.2%減の3億1752万円にとどまった。
医療・介護業界ではインフレや円安によるコスト上昇が続き、医療機関の経営悪化が指摘されるなか、同社の主力であるコア市場の売上が前年同期比11.3%減と大きく落ち込んだ。もっとも、これは前期に大型案件が集中した反動や、今期は更新案件が第2四半期以降にずれ込んでいる影響が大きく、同社は「計画通りの進捗」としている。
一方、海外市場は前期からの案件の期ズレが寄与し、前年同期比11.5%増と堅調に推移。手術ウェアなどを扱う周辺市場は前年同期比4.6%減だったが、新規案件の獲得により巻き返しを図る構えだ。
収益面では、原材料価格の高騰や国内工場の加工賃上昇により、売上総利益率が39.0%と0.8ポイント悪化した。もっとも、同社は来年2月に販売価格の改定を予定しており、海外生産比率の引き上げなどの対策を進めることで「年間を通じて計画通りの改善が見込める」としている。
販管費は賃上げ等による人件費上昇で4.0%増加した。これらの影響から減益となったが、同社は医療・介護分野への支援を盛り込んだ政府の大型補正予算や診療報酬のプラス改定を追い風とし、通期業績予想(売上高180億円、営業利益40億25百万円など)を据え置いた。
財務面では、期末の総資産が415億3529万円と前期末から約31億円減少。自己株式の取得・消却や配当実施の影響で純資産は383億3643万円となり、自己資本比率は92.3%(前期92.5%)と高水準を維持した。
にわか雨

コメント