東京・赤坂で、内閣府の公用車が信号無視をしたとみられる交通事故が発生し、多重事故となった。警視庁によると、この事故で1人が死亡、8人が重軽傷を負った。捜査当局は、危険運転致死傷の疑いもあるとみて、詳しい事故原因を調べている。
事故があったのは、東京都港区赤坂の交差点で、1月22日午後6時半すぎのこととされる。警視庁の発表によると、内閣府の公用車が赤信号を無視して交差点に進入し、走行していたワゴン車に衝突。そのはずみで、併走していたタクシーや、対向車線のごみ収集車など計6台が次々と巻き込まれた。
この事故で、タクシーに客として乗車していた会社員の明石昇さん(32)が死亡したほか、20代から60代の男女8人が負傷した。
事故に巻き込まれたタクシーの運転手は、「交差点を普通に通過しようとしたところ、急に衝撃があり、ブレーキを踏んだが、何台もの車にぶつかりながら車体が2回転ほどした」と当時の状況を語っている。
捜査関係者によると、ドライブレコーダーの解析などから、内閣府の公用車が赤信号無視をしていたことが確認されたという。公用車を運転していたのは、内閣府から運転業務を委託されている会社に所属する69歳の男性で、事故により重傷を負っている。
警視庁は、信号無視に至った経緯や運転状況に問題がなかったかを含め、危険運転致死傷に該当する可能性も視野に入れ、慎重に捜査を進めている。
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