夢限大みゅーたいぷ、横浜から再加速 47都道府県ツアー“スピンアップ編”が開幕

神奈川・横浜のライブハウスが、熱気と歓声に包まれた。音楽プロジェクト「BanG Dream!」発のバンド「夢限大みゅーたいぷ」が進める47都道府県制覇ツアー「スーパーポジション」の“スピンアップ編”が、1月24日夜、横浜市の1000 CLUBで幕を開けた。ツアー初となるライブスタイル形式の公演はチケットが完売。1stライブの思い出が刻まれた会場で、バンドの現在地と伸びしろを強く印象づける一夜となった。

約4か月ぶりとなるバンド編成での単独公演。開幕を告げたのは、テレビアニメ化の発表を機に代表曲へと成長した「チューニング」だった。明るく疾走感のあるサウンドに呼応するように、客席は早々に一体感を獲得。続く楽曲群でもポップとロックの振れ幅を自在に行き来し、序盤から会場の温度を一段引き上げた。

中盤のMCでは、名物企画「都子の占いの館」を展開。客席の悩みにメンバーが応えるやり取りは、距離の近さを武器にする夢限大みゅーたいぷらしさが前面に出た。恒例の「LET’Sあちあちトレーニング!」では、ステージと客席が同じリズムで体を動かし、ライブハウスならではの連帯感が最高潮に達する。

後半は世界観の切り替えも鮮やかだ。「どんがらがっしゃん」では玩具箱をひっくり返したようなカラフルな展開で観る者を引き込み、アンコールでは昨年末リリースの1stアルバム『プログレス サイン』からリード曲「アイの夢限」を初披露。歓声は天井を突き抜ける勢いで、公演は大団円を迎えた。

47都道府県制覇という長い旅路の中で、ライブ形式の“スピンアップ編”はバンドの地力を確かめる重要な節目となる。主催のブシロードミュージックによれば、神奈川公演を皮切りに、東京公演の最速先行抽選はすでに始動。愛知、京都、新潟、広島での一般発売も控え、夏には初の宿泊イベント「ゆめんそーれ沖縄」でツアーの締めくくりを迎える予定だ。加えて、商業施設を巡る夢限大編も全国各地で順次開催される。

キャラクターとリアルライブが交差する「BanG Dream!」プロジェクトは、10周年を越えてなお拡張を続ける。その最新の推進力として、夢限大みゅーたいぷはステージごとに存在感を増している。47の土地を踏みしめるたび、音は研ぎ澄まされ、物語は更新される。次の公演で、彼女たちはどんな“現在形”を提示するのか。注目は尽きない。

©BanG Dream! Project

Photo 福岡諒祠(GEKKO)

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