東京都渋谷区に本拠を置く貿易商社「ファームランドトレーディング株式会社」が、2月4日付で東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けたことが分かった。関係会社2社を含む3社合計の負債総額は約12億3000万円にのぼる見通しだ。
同社は昭和58(1983)年設立。食肉や肉加工品、各種食品、ワイン、生鮮野菜、冷凍野菜、種子、肥料など幅広い商材を扱う専門商社として事業を展開してきた。国内の食品関連事業者向けに輸入・卸売を手掛け、ピーク期とみられる平成29(2017)年12月期には売上高約60億円を計上するなど、業容を拡大していた。
しかし、新型コロナウイルス禍の影響で外食需要が急減。輸入商材の動きも鈍化し、売上は大きく落ち込んだ。その後も市場環境は回復途上にとどまり、為替変動や物流コストの上昇といった負担も重なり、収益力は低下。資金繰りは次第に逼迫し、抜本的な立て直しは困難と判断した。
同所在地の「株式会社ビオテール」および茨城県古河市の「株式会社天土」にも同様の措置が取られた。3社は事業上の関係が深く、グループ全体での整理となった。
薄い雲


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