新潟県三条市に本拠を置く割烹・結婚式場運営の「有限会社角屋」が、2月17日付で新潟地方裁判所から破産手続開始決定を受けたことが分かった。負債総額は約6億円にのぼる見通しだ。
同社は明治30(1897)年に鮮魚店として創業。昭和48(1973)年に現商号で法人化し、地域に根差した老舗として歩んできた。割烹「餞心亭おゝ乃」や結婚式場「ザ・ガーデンテラスおゝ乃」を運営し、婚礼や披露宴、各種宴会の需要を取り込んできた。ピーク期となる平成13(2001)年6月期には売上高約8億円を計上するなど、事業を拡大していた。
しかし、その後は結婚式や披露宴の小規模化が進み、宴会需要も縮小傾向に転じた。顧客単価の低下が続く中で収益力は徐々に弱まり、経営環境は厳しさを増していった。
さらに、新型コロナウイルス禍により婚礼や宴会の延期・中止が相次ぎ、業績は大幅に悪化。固定費負担が重い業態だけに資金繰りは急速に逼迫した。同社は2月16日付で事業を停止し、翌17日に破産手続開始決定を受けた。
薄い雲


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