福井県福井市に本拠を置くガラス工事業「田野硝子株式会社」が、事業を停止し自己破産を申請する準備に入ったことが20日、分かった。負債総額は約1億5000万円にのぼる見通し。
同社は2月18日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。今後、福井地方裁判所に自己破産を申請するとみられる。
田野硝子は1919(大正8)年創業。板ガラスやアルミサッシの販売・施工を主力とし、長年にわたり地域の建設需要を支えてきた老舗業者である。福井市の本社のほか、越前市にも営業拠点を構え、最盛期とみられる1992年12月期には売上高約4億5000万円を計上するなど、順調に業容を拡大していた。
しかし、その後は景気低迷に加え、同業他社との競争激化や建設需要の変動などの影響を受け、売上は減少傾向で推移。採算確保が難しくなるなか、資金繰りは徐々に逼迫し、債務超過の状態に陥っていたという。
近年も業況の立て直しを図っていたものの、抜本的な改善には至らず、先行きの見通しが立たない状況となったことから、事業継続は困難と判断した。
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