電子カルテ画像がSNSに投稿され、患者情報の取り扱いを巡り波紋が広がっている問題で、福岡市内の福岡山王病院は2026年3月23日、公式サイトで謝罪を発表した。
発表によると、同院に勤務する看護師が院内で電子カルテ画面を撮影し、Instagram(ストーリーズなど)に投稿していた。画像には、当該看護師本人が受けた診察に関する電子カルテ記録が写り込んでいたことが公式に確認されている。
一方で、SNS上で拡散された画像の解析では、他の患者情報が写り込んでいた可能性が指摘されていたが、現時点の公式発表では本人の診療記録以外については確認されていない。
投稿はその後削除されたものの、閲覧者によってスクリーンショットが取得され、X(旧Twitter)など複数のSNS上で転載・拡散し、問題が表面化した。
同院は事実確認の結果、「医療従事者として極めて不適切な行為であり、患者様及び多くの関係者の皆様にご心配やご不快な思いをおかけし、大変にお騒がせをしておりますことを深くお詫び申し上げます」とコメントした。
また、「自身の診療記録であっても電子カルテ画面の撮影およびSNSへの投稿は不適切である」との認識を示している。
再発防止策として、個人情報管理およびSNS利用に関する院内ルール・マニュアルの見直し、職員への教育・研修体制の強化を進めるほか、当該看護師および関係者への処分についても検討している。
電子カルテなどの医療情報の無断撮影やSNS投稿は、本人の情報であってもプライバシー保護や医療倫理の観点から問題となる。電子カルテはアクセス履歴が記録される仕組みであり、投稿者の特定が可能とされる。
削除後も情報が拡散し続けるSNSの特性により、個別の行為にとどまらず、医療機関における情報管理体制そのものが問われる状況となっている。
なお、福岡市内では同時期に複数の医療機関で類似のSNS投稿問題が表面化しており、関連する話題がSNS上で並行して拡散している。
医療業界ではSNS利用に関するガイドラインの遵守が改めて求められており、日本看護協会広報部を含む関係団体からは、今後注意喚起や見解が示される可能性がある。
※最新情報および詳細は福岡山王病院公式サイトのお知らせ
https://f-sanno.kouhoukai.or.jp/information/249
にて確認可能。
※本件は進行中。拡散画像の詳細については公式発表を優先し、憶測による情報の拡散は控える必要がある。
晴天

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