婦人・子供服の小売業を展開する株式会社R1000(資本金1000万円、福島県喜多方市字押切南2-11、代表取締役・金子一弘氏)は7月29日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令および監督命令を受けた。負債総額は約34億3000万円に上る見通しだ。
申請代理人は奥野総合法律事務所(東京都中央区)の藤田浩司弁護士ら6名が務め、監督委員には森・濱田松本法律事務所外国法共同事業(東京都千代田区)の山崎良太弁護士が選任された。
同社は、アパレル小売業の旧エムズ(1992年設立、2019年に特別清算)から事業を承継する形で2018年に設立。「RETRO GIRL(レトロガール)」や「Emsexcite(エムズエキサイト)」を主力ブランドとし、かつては全国で約90店舗を展開した。さらに、自社ECサイトや大手ショッピングモールでの販売にも注力し、2020年2月期には年商約97億円を計上した。
しかし、コロナ禍による来店客減少で店舗売上が急落。スクラップアンドビルドを進めた結果、店舗数は77店に縮小し、2025年2月期の売上は約57億円にまで減少した。金融債務の減免など私的整理による再建を試みたが、営業赤字が続き、資金繰りが限界に達したため、法的手続きによる再建を余儀なくされた。
なお、R1000は東京都港区の株式会社Brighten Japanおよびその子会社Brighten Fashionとスポンサー契約を締結。今後は同グループの資金支援を受けつつ、事業継続と再建を目指す方針だ。
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