【スタートアップ】“飲む”から“食べる”へ——モカブルが「コーヒーを食べる」新体験を提案、ジェネシア・ベンチャーズがシードラウンドでリード出資

―― サントリーやみずほ成長支援ファンドも参画、食品ロス削減と新食文化創出を両立

ベンチャーキャピタルの株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(東京都渋谷区、代表取締役:田島聡一)は、同社が運用するGenesia Venture Fund 4号(GV-4)を通じ、株式会社モカブル(東京都渋谷区、代表取締役:糸山彰徳)のシードラウンドにおいてリード出資を行ったと発表した。
同ラウンドには、サントリーホールディングス株式会社、みずほ成長支援第5号投資事業有限責任組合、Kconイノベーション1号投資事業有限責任組合も出資し、今後の事業拡大を支える。


■「コーヒーを食べる」——新カテゴリー創出への挑戦

モカブルは、「コーヒー豆をまるごと食べる」という新しい食体験を提案するスタートアップ。
従来、抽出過程で約70%のコーヒー豆が廃棄されていたという業界課題に着目し、豆を微粉砕してまるごと使用することで、香り・旨味・栄養を余すことなく活かす革新的な製品『MOKABLE(モカブル)』を開発した。

見た目はチョコレートのようだが、口に入れるとコーヒーの華やかな香りとリッチな味わいが広がる新感覚スイーツとして注目を集めている。


■サステナビリティと市場革新の両立

コーヒー豆を丸ごと使用することで、食品ロスの削減を実現。
さらに、サステナブルな植物油脂を採用し、環境負荷の低い製品設計を行っている。
世界的に原材料価格の高騰や持続可能性が課題となるチョコレート市場において、代替素材としての可能性も見込まれている。

モカブルは、サントリーの社内ベンチャー制度を通じて誕生した企業で、スピンアウト後はラグジュアリーホテルや著名パティシエとのコラボを展開。新たな食文化の確立に挑んでいる。


■資金使途と今後の展望

今回の調達資金は、以下に充当される予定:

  • 『MOKABLE』の開発・販促強化
  • 北米法人の体制構築によるグローバル展開の加速
  • コーヒー産地への投資によるサプライチェーンの持続可能化
  • 高級スーパーやホテルへの販路拡大
  • 人材採用

将来的には、ブランド価値を高めながら、チョコレートメーカーなどへの原料供給(BtoB展開)も視野に入れる。


■ジェネシア・ベンチャーズの評価

リード投資を行ったジェネシア・ベンチャーズの鈴木隆宏 General Partnerは次のようにコメントしている。

「チョコレート市場は成熟しているように見えるが、依然として成長を続けている。その中で『食べるコーヒー』という新体験は、業界に革新をもたらす。
Mokableは食品ロス削減や農園改革など、社会的課題解決にも挑戦するユニークな存在。日本発の“Japan to Global”モデルとして、新しい食文化を創造するリーダーになることを期待している。」


■モカブル 会社概要

  • 社名:株式会社モカブル
  • 代表者:代表取締役 糸山 彰徳
  • 所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V3階
  • 設立:2025年4月
  • 事業内容:「モカブル」製造・販売
  • 公式サイトhttps://mokable.jp/

■ジェネシア・ベンチャーズ 会社概要

  • 社名:株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
  • 代表者:代表取締役/General Partner 田島 聡一
  • 本社:東京都渋谷区道玄坂1-10-5 渋谷プレイス3F Orbit Shibuya
  • 設立:2016年8月
  • 事業内容:ベンチャーキャピタル業
  • サイトhttps://genesiaventures.com
  • 海外拠点:ジャカルタ、ホーチミン、ベンガルール

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