沼津バーガー、突然の閉店発表 13年半の歴史に幕 ファン「聖地が消えるのは寂しい」

静岡県沼津市の人気ハンバーガー店「沼津バーガー」が6日、X(旧Twitter)上で突如閉店を発表した。

13年半にわたり地元の人々や観光客に親しまれてきた店舗の突然の終幕に、ネット上では驚きと惜しむ声が広がっている。

公式アカウントでは同日夕方、「本日をもちまして閉店いたします。長年のご愛顧、誠にありがとうございました」との短いメッセージが投稿された。

発表は営業最終日と同時で、事前の告知や報道もなかったことから、ファンの間では「突然すぎる」「もう一度食べたかった」といった反応が相次いだ。

同店は2012年にオープン。地元・沼津港で水揚げされた新鮮なアジやサバを使った「港アジバーガー」や「深海魚バーガー」など、

地域食材を活かした独自メニューで人気を集め、観光名所・沼津港のシンボル的存在となっていた。

特にアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の放送開始以降、登場キャラクターが訪れる舞台として“聖地”となり、

全国からファンが足を運ぶスポットとして知られていた。

地元関係者によれば、同店は長年にわたり地元高校生や家族連れの憩いの場として定着しており、

週末には観光バスが停車し、観光客が行列を作る姿も珍しくなかったという。

しかし、2020年以降は新型コロナウイルスの影響で観光客が減少し、飲食業界全体が打撃を受けた。

近年は人手不足や原材料費の高騰など、経営環境の厳しさも指摘されていた。

閉店理由について、運営会社は詳細を公表していないが、

SNSでは「経営難では」「人材確保が難しかったのでは」など、さまざまな憶測が飛び交っている。

一方で、関係者の一部は「店主が体調を崩した」「個人的な理由もあるのでは」と語っており、

地元商店街では「長年頑張ってきたお店。お疲れさまと言いたい」と労う声も上がる。

X上では、「聖地がなくなるのは悲しい」「青春の味が消えた」「あの味を超えるバーガーはもうない」といった

ファンの投稿が相次ぎ、地域の象徴としての存在感を改めて浮き彫りにしている。

中には、店舗外観やメニューの写真を投稿し「最後の思い出を残したい」と綴る利用者もいた。

一方、沼津市観光課の担当者は「沼津バーガーは地域の観光振興に長く貢献してきた店舗。

閉店は残念だが、これまでの活動に感謝したい」とコメントしている。

市内の飲食業者の間でも「観光の顔が一つ消えた」と惜しむ声が広がっている。

地域文化の象徴であり、アニメファンと地元住民をつないできた「沼津バーガー」。

13年半の歴史に幕を下ろした今、その存在が地域とファンの記憶にどのように刻まれるのか、注目が集まっている。

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