高市早苗首相、就任後初の午前3時勉強会で答弁準備 官邸に緊張走る「働きすぎ首相」への賛否

高市早苗首相が就任後初の衆院予算委員会を前に、7日未明に首相公邸で行った「深夜勉強会」が注目を集めている。複数の政府関係者によると、高市首相は6日深夜から約3時間にわたり秘書官や政策スタッフと答弁項目の最終確認を行い、会合は午前3時を過ぎても続いたという。首相はその後わずかな仮眠をとったのち、午前7時には官邸入りし、午前9時開会の委員会に臨んだ。

この日の予算委員会では、財政健全化の象徴とされてきたプライマリーバランス黒字化目標の見直しを含む新経済方針が焦点に上がった。高市首相は「国民生活を守るために、財政政策の柔軟化を検討する」と述べ、成長と分配の両立を掲げた「実質経済優先型」への転換を打ち出した。さらに台湾海峡情勢についても、「我が国の安全保障環境は一層厳しさを増しており、抑止力と対話の両立が必要」との認識を示した。答弁はおよそ7時間に及び、経済・外交双方で新政権の姿勢を鮮明にした形だ。

この“午前3時勉強会”が報じられると、SNS上では賛否両論が噴出した。支持者からは「真夜中まで国家のために働く姿に感動した」「高市首相の勤勉さは歴代でも突出している」と称賛の声が上がる一方、「過労で倒れないか心配」「政治の現場がブラック化している」といった懸念も広がった。特に、前政権時代に問題視された官邸スタッフの長時間労働を踏まえ、「改革の旗手が同じ轍を踏むべきではない」とする意見も相次いでいる。

政府内では、首相のワークスタイルをめぐる議論も始まった。複数の内閣官房関係者によれば、高市首相は就任以降、睡眠時間が平均3〜4時間の日が続いており、政策立案に強いこだわりを持つことでも知られるという。官邸では現在、首相を支える秘書官や補佐官の業務分担を再編する検討が進められており、首相自身も「健康管理はチーム全体の責任」と語ったとされる。

今回の勉強会は、予算委員会答弁の精度を高めるために自ら提案したもので、財務省・防衛省・内閣官房の担当官が参加。質疑想定資料や経済指標の確認のほか、外交・安全保障政策に関する想定問答も共有された。官邸関係者は「高市首相は細部まで資料を読み込み、自身の言葉で説明しようとしていた」と明かす。就任から間もないにもかかわらず、政策全般への理解が深く、「答弁の一文一文に自分の考えを込めたい」と話していたという。

与党内では「徹底した準備姿勢が心強い」と評価する声がある一方、「国会答弁に全精力を注ぐあまり、外交や党務が手薄にならないか」との懸念も漏れる。ある閣僚経験者は「情熱は本物だが、リーダーは24時間働くわけにはいかない。組織で支える体制が不可欠だ」と語った。

経済界からも注目が集まっている。日本経済団体連合会幹部は「首相が深夜まで勉強してでも政策を理解しようとするのは頼もしい」と述べつつ、「働き方改革を推進する政府として、率先して休む勇気も必要だ」と苦言を呈した。野党関係者は「パフォーマンスではなく成果を問う」と冷静な見方を示している。

高市首相は委員会終了後、報道陣の取材に応じ「多くの議論を重ねることで、国民に正確な情報を届ける責任を痛感した」と語った。次回の国会答弁に向けても「引き続き準備を怠らず、政策実行に全力を尽くす」と強調。深夜勉強会が常態化するかどうかは未定だが、首相周辺では「今後は業務の効率化と健康管理を両立する体制を整える方針」としている。

就任早々から“働きすぎ”を印象づけた高市政権だが、その姿勢には信念と緊張が同居する。国会運営、外交、経済再生——そのいずれもが重責を伴う中、首相の長期政権を見据えた調整力が問われている。

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